とある小学校教員の雑談備忘録

小学校教員のフェイクこみこみ備忘録

春休み短すぎ問題

春休み短すぎん???????(今更)

もうね、今更お前何言ってんだと思われそうですが、年度末と年度始めの忙しさはほんとバカなの????って毎年思うんですよ……。

2週間あるかないかの春休み。

何が恐ろしいって、その間に年度末の〆と年度始めの準備をしないとならないってこと。

年度末の〆は諸々の書類仕事の作成、整理、更新、引き継ぎから始まり、年度始めの準備も全部入ってくる。入学式の準備とかは前年度のうちにしておかないと間に合わないのでね……。教室も変わるから、掃除片付け表示の入れ替え準備、新しく人が来る時はお迎え準備もそう。それを1週間あるか……?くらいの中でやる。

でも一番ひどいのは年度始めである。

およそ3日〜4日で学級を開くための一通りの準備を整えねばならない。しかもその間、準備に専念させてもらえるわけではないのである。会議に次ぐ会議で半日潰れることはざらで、その合間をぬって準備をしなければならない。丸々時間が使えるのは半日と少しあるかないか……。

学校全体に関係する色んな準備から始まり(校務分掌って言って学校を運営するための仕事が割り振られている。学級のこと以外にもこの部分の仕事がかなり多い)、名簿の準備、教室の準備、座席、使う教材の注文や学年としてどうしていくのかの打ち合わせ、スタートの授業何をしていくかなどなど馬鹿みたいにすることはある。バカみたいというか、この時期の業務量は本当にバカ

これを3日(実質1日分あるかないか)で行うという、残業不可避の所業を毎年こなしている。

春休み短すぎん?????(2回目)

しかも今年度まじで死にそうになってるからつい恨み節が激しくなってしまう。自分の仕事が……定時より後からしか始められない……。

GWもサービスで出勤したよ……終わらんから……仕事ビュッフェ選びたい放題すぎ……豪華すぎる(白目)

脱線しました。

ぶっちゃけ、夏と冬より、春の方がやることが多いって現実があるんですけど、春休みの長さが見合ってないのよ……。特に4月の頭。スタートが早すぎる。上はなんか色々言うしやらせようとする割に準備する時間や余裕を与えないから、現場が疲弊してどんどんみんな辛くなるんよ。だから働き方改革(笑)とか言われるんだぞ。Twitterで教師のバトンとかいうタグで教師のいいとこ広めようとしたら恨み節ばっかりになったとかいうのも納得である。

すごいぞ、上からの指示は……。

新しくこういう場所つくって!予算も人も出さないから、自分たちで融通して頑張ってね!!ヨロシク!!!

人の心がなさすぎる……。

って無茶ぶりに、この短い期間に答えなきゃならなかったりもするので、やっぱり春休みは長くあるべきだなって思います!!!!(結論)

長縄、それは腕が死ぬ遊び

長縄とか、大縄とか、呼び方は違えどすることは同じ。

各学校によって大会があったり、記録会があったり、一時期テレビでも騒がれてましたね。

しかしそれは今どうでもいい。

大事なのは、それで私の腕が死んだってことだ(大袈裟)

今回は上記の大会とか記録会とかとは別に、休み時間とか、練習時間の話。

前提条件として、この時欠かさず大人(というか教員)(つまり私)が回しているということを記しておきます。記録をのばしたり、気持ちよく跳んで成功体験をもたせるのには、慣れないうちは大人が回すのが鉄則(上手に回せる子がいたら任せるけど)だから。そう、力技で足の下をくぐらせたり、回す位置を極力下にして引っかかるのを回避したり、ずれた子供のタイミングに無理矢理合わせたりできるので。(この時、足をひっかけて子供がひっくり返らないように気を付ける)

基本的に子供達はできることが増えるのは嬉しいから、記録更新したり、うまくいったことだったり、苦手な子も入るタイミングが早くなってたりすれば褒めポイントとして大袈裟に褒め散らかすんですけど(言い方)

向上心のある子達はそりゃもう跳びまくる。

そして上達するから、跳ぶ回数も増える。

100回とか、8の字だと200回、300回と増える。

当然大人は交代要員が居ないので、ひたすら回し続ける。何百回と付き合い続ける。私みたいな運動不足野郎はなんだこれ拷問か????みたいになる。腕が死ぬ。休み時間中回し続けて、回してるだけなのになぜか汗だくになってる。いやもうさ…極力跳ぶ回数増えるように、引っかからないように回すと上下運動激しいんだわ…。

んで、腕が死ぬ。

え!?痛い!!なにこれ!?あ、長縄か!!あれでこんな筋肉痛になる!?そんなバカな!!

運動不足がすぎるんじゃなくて!!??

そうだね!!!!!!

若人や普段から運動してる人達はへでもないんだろうけど、運動不足極めてる私の腕と脇腹はえらいことになったんだな…。

でもね…筋肉痛でもまたやるよね…ケガじゃないからね…。それにずっと繰り返してるとそのうち気にならなくなるし。

今のところ長縄してる学校はとても多いので、長縄の季節が来る度にこれからも私の腕は死ぬのでしょう…ツラァ。゚(゚´ω`゚)゚。

通知表を書く時は発狂して神の降臨を待ってる

通知表。

地域によっていろんな名前がついてるらしいですね。これ、出す義務はないらしいと聞いて目を剥いたのは懐かしい思い出です。

この通知表、世の中の計画的で素敵な先生達は早い段階でこつこつと準備しています。

わあ!すてき!私もそんなふうに仕事したい!!

って思いながら、横で発狂してる私。

違う、違うんだ……。悪い意味じゃない。

通知表の所見って文字数限られてるし、何書こうかな、あれこれ頑張ってたもんな……この前仕上げたやつめちゃくちゃ時間かかったけどやりとげた顔してたな……あの活動で一生懸命言葉覚えて本番に備えてたな……あ〜〜〜!算数苦手だけど(いやだからこそ?)解けた時のあの笑顔〜〜〜!!

とかいろいろ考えてると、え?待って待って?何書こうかな??まとまんないな!?みたいになってくるんですよ……。

とかも理由としてありますが、単純に計画性が足りないのもある(台無し)

すみません……でも……日々の……業務量が……馬鹿だから……って言うと甘えるな!!大変なのはみんな一緒だ!!!って言われそうですね。うん、日本人は働きすぎなんだよ(主語がデカい)

で、堂々巡りしてると文章もおかしくなるし、気分は落ちるし、作業効率も悪くなるんですよね。

だからね、魔法の言葉を唱えるの

「大丈夫!!辛くない!!これは子供を褒めるだけの簡単なお仕事!!!!!!」

「バカじゃん」(めちゃくちゃワロてる先輩)

「いいね!!採用!!!」(発狂してる同期)

「そのセリフわたし好きだなあ!!!」(同じく発狂してる先輩)

「(可哀想なものを見る目で控えめに微笑む計画性のある先輩)」

こうして、皆で支え合いながら仕事をしている、教員は楽しい職業です(死んだ魚の目)

一応誤解のないよう言っておくと子供を褒めるのが苦痛なのではありません。むしろ、褒めることがこの職業の真髄なので、その時の状況、子供の性格などなどに合わせてそれこそ色んな褒め方褒め言葉を駆使しています。そう、駆使しているはずです。うん。子供がにっこにこしてると嬉しいぞい!!!

もちろん叱ることも大事なんですけど、的確な褒めがないと叱るのにも意味がなくなると言うか……。その加減がマジで難しいというか……。

真面目な話はやめよう(真顔)

魔法の言葉で気持ちを切り替えても、書いても書いても納得がいかない時は本当に多々あって、それこそ1日かけて3人も書けない時もあります。書いては消し、書いては消し。

しかし、1日で20人くらい書ける時がある。

そう、神が降りてくるのです。

通知表の神、降臨。

すると進まなかったのが嘘みたいにスラスラ書ける!!すごい!!進○ゼミで見たことある!!!って叫びそうになるくらい書ける。

最高25人分くらい書いたことあるけど、あの時は40人抱えてたから書いても書いても終わらなかったんですよね…。新手の地獄か???って思った。

書き終えた時の達成感といったらなかったです。

まあでも、発狂して神の降臨を待ってるのは私くらいだと思います。他にもいる??いたらハイタッチして美味い酒(概念)飲みましょう。

頑張って書いたから、読んでもらえるといいな!!って思ってますが、実は通知表の所見ってそんな読まれないらしいですね!!別にいいんです、むしろ読まない派の方がいたら読まないからそんな頑張らなくていいんだよ(慈愛の眼差し)って我らのボス(その学校の校長先生とか教育委員会とか文科省)に言って欲しい。マジで。ほんとにキツい。書くからには全力を尽くしますが、書かないですむならその分で教材作ったり授業の計画立てたりできるので……。

そう!仕事はビュッフェ式に選びたい放題、腐るほどある!!!それが真理!!!!!!(発狂)(SAN値チェック)

 

 

子供達が知りたがる先生の年齢事情

教員になると絶対聞かれる(当社調べ)「先生、何歳?」問題。

なんでそんな知りたがるのか??よく分からないけど、丁度いい話題だったり自分の親と比べたりしたいのかもしれない。知らんけど。思えばなんでそんなこと気にするのか聞いたことなかった。多分深い意味はないのでしょう。

 

例に漏れず、私も「先生、何歳?」の洗礼をくらっています。

 

会話しているとだいたい3種類くらいの反応に分けられるんですけど、子供って純粋〜〜〜〜!!ってなった反応があってにっこりしたので記録しておく。

ヨイショしてくる子と、やたら賢い子と、素直じゃない子。

ヨイショ「先生、今何歳?」

私「何歳だと思う?」

ヨイショ「え?えーと、16歳!?」

私「えー!?そう見える〜〜〜〜〜〜???」(ヨイショだと分かってても嬉しい)

賢い子「それじゃ先生になれないよ〜!」

ヨイショ「そうなの??」

素直×「分かった!あれでしょ、先生80歳とかでしょ!!」

私「え?なんで分かったの??」

素直×・ヨイショ「!!?」

賢い子「80歳じゃ先生できないよ!」

私「先生……実は魔女だから」

賢い子「!!?」

私「だから先生のこと労わってね。重い荷物持ってほしいな〜〜〜〜〜〜!!(チラッチラッ」

素直×「絶対嘘でしょ!!」(荷物持ってくれる)

ヨイショ「先生もっと若いでしょ!!」(持ってくれる)

賢い子「先生結局何歳なの〜?」(持ってくれる)

この後、年齢の話題が出る度にこの子たちは「先生、魔女らしいよ」って言ってたから気に入ったらしいです。よかったよかった(他人事)

ちなみに「女の人に年齢聞いちゃいけないんだよ!?」ってストップかけてくれる子もたまにいる。私はあんまり気にしないけど、気にする人は気にするから……。

 

高学年になるとガチであてにくるので、それはそれでおもしろいんですよね。突然始まる先生の年齢あてクイズ大会。うちの親が○歳だから……、○○先生は×歳って聞いたよ、などなど。魔女だよとか適当なこと言ってるとムキーってしながら、リアルな年齢出してくる。そういう時はちゃんとヒント(惜しいとか)答えてるとマジであてにくる。あてると満足して言いふらすでもなく去っていくし、その話題になるとめちゃくちゃドヤ顔しながら「俺(私)は知ってますけどね?」ってマウントとってるの微笑ましい。

いや私の年齢でマウントとられても……みたいな気持ちには積極的に目を瞑っていく方針です。

 

先生の一日のタイムスケジュールどうなってんの???

他にもあった気がするけどなんだったか(まだ二つ目)

 

タイムスケジュールと聞いて宇宙猫顔しちゃったな。

そんな詳細なことかくと身バレ待ったナシなので、ふわっとした内訳。

 

8:15

始業時間が8:15だけど、それって子供達が登校してくる時間と同じだから、基本的にはそれより早く来なきゃならない。子供が来る前に準備しなきゃいけないのでね……。ただ歴戦の猛者とか意地でもサービスしない!!って決めてる人はギリギリに来てます。つよい。

雪とか降った日には必死こいて早めに出勤目指す。雪かきが…あるから…(死

 

12:00〜

この辺で給食。つつがなく美味しい給食食べて、おかわりジャンケン白熱したり、皿が割れたり、食缶ひっくり返したり、牛乳吹いたり、○○の唾がかかった!!って揉めたり、全部食べきれた!!ってキャッキャしたり、このメニュー好き!って喜んだり時によってカオス度の変動が激しい。

 

15:00〜

この辺で子供達が帰る。課題終わらない四天王が居残りしてたり、帰りたくない!!まだいる!!って居座ろうとするのが居たり、先生聞いて〜〜〜!!って愚痴っていくのがいたりする。

四天王と相談ごと以外は早く帰ろうな。学校に用もないのに残りたがるのは健全じゃないぞ。

もう少し早く子供達を帰したら会議が入る。職員会議とか、○○部会とか、そういうの。

 

16:00〜

この辺から休憩。だけど、丸つけしたり、子供達の提出した課題見たり、手紙や教材作ったりついしちゃう。少しでも早く帰りたいから……。

 

16:45

定時なので帰っていい。

帰れる人はすげーな優秀!って思うけど、話聞くと大抵の人は持ち帰って結局家で仕事してる。子供寝かしつけて早朝に仕事してるって人も居た。働き方改革ってなに???ただ学校にいる時間が減ってるだけだし働き方が持ち帰り仕事になっただけなんだが??????ガッテム!!!!!!

ただ中にはマジで超絶優秀スーパーマンみたいなUR先生も存在してるらしいです。ツチノコかな???(失礼)

 

給食中もドラマは起こる

給食中もドラマは起きている。

そう、例えば、なぜか絶対食べきれない量のご飯が食缶に入っている……とか。

 

余談ですが、当時の私のクラスは胸を張って自慢できるレベルの食欲花丸健康優良児が集まっているクラス。

「少なめで……」ってはにかむ女子もいるにはいるが、それを上回る

「大盛り!!大盛り!!大盛りで!!!」

「先生、分かってますよね??」

「おかしいよお!!俺の方が絶対少ないってえ!!」

「なんで!?なんで残らないの?????」

「え?大盛り以外に選択肢あります??」

うるさっ(笑顔)

みたいな人達ばっかりだったので、給食献立考えてくれてる栄養士さんにもめちゃくちゃ喜ばれててよくオマケをもらっていたわけです。

 

そんなクラスでも、私と子供達、揃って唖然とするレベル。

とりあえず盛ってみるかと盛ってみたんですが、案の定多い。半端なく残る。もちろん間違えて配膳されたのかと心配したけど、どうやらそうではないらしく、他は他で十分な量が配膳されてるらしい。

ちょうど急な学級閉鎖とかが重なってたから、その急な余剰分が回されてきたと思われる。

いやそれにしても多すぎん???

ってレベル。このままじゃ捨てられるだけ……そんな……勿体なさすぎる……。

健康優良児①「先生、いけますよ」

いや何がだよ。

健康優良児②「盛りましょう」

健康優良児③「盛れるだけ、盛りましょう( •ω- )☆」

盛れるだけって……

勿体ないしこの健康優良児たちの腹に期待してみるか〜〜〜〜〜!!!!!(思考の放棄)

というわけで、マンガでしか見たことない山盛りのごはんを盛ったわけですね。

健康優良児①「先生!きれいな山ですね!!」

私「でしょ〜〜〜〜???芸術的では??」

健康優良児②「いいと思います!!もっと盛りましょう!!」

 

…………うん、食べ物で遊んじゃいけない(切腹

ちょっといやだいぶ?大袈裟には書きましたが、事実すごい量だったので、結局食べきれず、栄養士の先生にすんませんさすがに無理ですって伝えて量の調整してもらったんだけど、子供らは残念がっていました。

多分もう二度とないと思う。

先生って昼休みないの???

とりあえず、教員となんの関係もない友人から聞かれた「教員ってどんな働き方してんの???」疑惑を記録していきます。

いやほんと、一般企業の友人の第一声「それおかしいからね??????」(半笑い)だったの今でも忘れない。

一番に聞かれたのが表題の「昼休みないってマ?」って話です。

一般に言うところの、昼休み(昼ごはんを食べる時間)は、小学校の教員にはないっすね。

給食食べてる時間は「給食指導」の時間という位置付けなので、配膳や食事のマナーとかを「指導」してるわけです。給食指導中もいろいろドラマは起こるのでね……。へへ、楽しい日々だよまったくな!!!!

なら休めないの?地獄じゃん??ってなると思うんですけど、一応休憩時間はあります。

子供達が帰った後、夕方の退勤時間ちょっと前くらいに45分。これは学校によって違うみたいなんですよね。管理職裁量ってやつか??分からん……。

ま!その休憩時間がとれるかどうかは神のみぞ知るってやつなんですけどね!!!!!(元気よく)

そう言う話をするとだいたいびっくりされる。給食中って休憩じゃないの!?って。休憩で自由にしてていいんだったら外食べに行ってもいいことになっちゃうじゃん!!仕事中だよ!!